新しい戦争の危機 new kind of war, default of water, food shortage. 2003
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ソ連という国家の崩壊により、核戦争の危機はなくなりました。
テロという戦争も、その愚かさに気づけば、なくなるはずです。
しかし、これで戦争の危機は、なくなったわけではないのです。
水をめぐる戦争、水戦争。
食糧をめぐる戦争、食糧戦争。
水をめぐる戦争は、可能性として高いかもしれません。
水の国、日本では、水不足を想像できないでしょうが、
水不足で悩む国は、多いのです。
水源まで、水をくみに行く。
しかも、水源まで歩いて数時間かかり、
一日に何回も、水をくみに行く。
そういう国が多いのです。
現在でも、そういう状態なのですから、
地球が異常気象になりますと、深刻な事態となるのです。
水をめぐって、戦争が起きる可能性があります。
科学技術によって、水を作る方法を開発する必要があります。
水素を使って、水を作れないでしょうか。
食糧をめぐる戦争も、可能性として高いのです。
人間は、ある程度、飢えは耐えられるのですが、
子供が飢えに苦しむ時、親は理性をなくす可能性があります。
飢えは、病を招きます。飢えと病が同時に起きます。
さらに地球が異常気象になりますと、深刻な事態となるのです。
食糧をめぐって、戦争が起きる可能性があります。
これも、科学技術によって、乾燥にも強く、
多くの実がなる植物を作る必要があります。
当面は、サプリメントで飢えをしのぎ、
病を防止する必要があります。
霊長類の長である人間が、水や食糧をめぐって、
戦争を起こし、大量に人類が死んでしまった。
そういう悲しい事態は、不断の努力で避けなければならない。
水危機、食糧危機、
これは、地球が異常気象になると、
さらに深刻になります。